宗教が経営している入浴施設に行こう

このブログ記事には宗教を批判中傷する意図はありません。

8月も末の時期、越後の里親鸞聖人総合会館西方の湯へ行ってきました。相変わらず後方の超でかい親鸞像がパンチを効かせてきてます

 

ここに来たのは1年数か月ぶりの2回目ですが、前回ではなかった張り紙が足されていました。さらにパンチを効かせにきています

 

とか思っていたら『迷惑行為をした人は退去(意訳)』という何らかのイザコザがあったことを思わせる張り紙もしてあった。だったらしょうがないかな…

店内は暗い、この写真だとiphoneがいい感じに明るく補正しちゃったけど実際はマジで暗い。構図もあいまってメガテンばりに悪魔が出現しそうな風景だった

 

元食堂スペースっぽいところは休憩スペースとして開放されていた。ほとんどの部屋は立ち入り禁止になっている

 

他に特徴といえば物が置いてある、とにかく置いてある。玄関から廊下まで何かしら置いてある。怪しげな像から古い雑貨まで幅広く乱雑に置かれていた

 

廊下。使わなくなった食器がズラリと並ぶ

 

さきほどの写真の右側、軽食や酒など提供していたのだろうか、頼んでみたかった。

 

ここから温泉の話をする。写真はマナー違反なので撮ってない。

 

浴場はそれなりに広く、それなりに老朽化していた。シャワーに切り替えられないカランがあった。

温泉は赤茶色で石油のような匂いがする。以前行った際は持ちこんだ白い手ぬぐい茶色く変色したり、体からする石油臭がしばらく取れなかった。

 

浴槽は熱めの湯、ヌルめの湯、水風呂が建物内に、外には露天風呂があった。

実はこの露天風呂が再訪した理由だ。前回の訪問時に受付の爺さんと軽く喋ったんだけど「露天は8月中しか開けない」とのことで入れなかった。今回の入浴でリベンジすることができて本当に良かった。

 

ざっくりだけどそんな感じだろうか、ぶっちゃけ利便性を考えたらスパ銭に行けばいいし、ノスタルジーに浸りたければ銭湯に行けばいいと思う。

だがあえて僕はこの温泉をオススメしたい。なぜならこの建物や温泉から漂う何とも言えない胡散臭さは間違いなくここでしか体験できないからだ

 

…もう少し真面目に『ここでしか体験できない』ことを書こう。

ここの温泉の泉質自体かなり珍しいらしく全国でも数件レベルの珍湯だそうだ。詳しく知りたかったらググってほしい。

さらに言うなら昔は湯が赤茶色どころか真っ黒で匂いもすさまじかったそうだ。詳しく知りたかったからググったけど理由はよく分からなかった。

結果的に珍湯をあますことなく味わいたい!という人にとっては少し残念な現状かもしれないけど個人的には「今の時点でもけっこう癖が強いからこれで全然いいかな…」ってのが本音。そこは良し悪しかも。

 

そんな感じかな、建物外の親鸞像と建物内の老朽化にビビるけどそれ含めて面白い入浴施設でした。最後に注意ですが給水機どころか自販機もないので飲み物は予め用意しておきましょう。では。